【あらすじ】(「BOOK」データベースより) 偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され…。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。 |
【一言抜き出すなら】
負け方を考えることは、気の利いたジョークを思い付くよりも、はるかに難しいものだ。
【感想】
森さんらしさ、を知るならベストな1冊なのでは、と思います。
物語をひっぱる犀川助教授と西之園さんの人間らしさがすごく丁寧に書かれてるし、
謎も適度に難しく(あくまでミステリビギナーなそうるの感覚ですが)、
また、他の殺されたり殺したり怯えたりする人たちも皆それなりに一風変わっていて、
とてもおもしろく読めました。
そうるは、森さんなら「スカイ・クロラ」と「四季」に惚れ込んでいるのでどうしてもそれに匹敵するドキドキ感は無いのですが、でも通じるものはあるし(この雰囲気―!!って感じる箇所があるととても嬉しくなります)、どれも外すことなく面白いのでついつい手に取ってしまいます。
しかし、「名探偵コナン」を読んでいても思ったのですが、どうしてこう連作のミステリモノって、レギュラー人物(この作品なら犀川助教授と西之園さん、コナンなら新一とコナンと蘭ちゃん)の人間関係に全く進展がないんですかね…
これがお決まりだって分かっているんですけど、ついついじれったくなっちゃいます。
(80点。贔屓点モリモリ。)
この本面白そうって思った方★
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