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2010/06/09

「楽園 下」@宮部みゆき

こんにちは、そうるです。どうせなので一気に書いてしまいたいと思います。
「楽園」の下巻です。

書く前にふとアマゾンのレビューを読んだのですが、
どうしてああ皆さんは的確なレビューが短文でできるのでしょうか。。。
いつもアマゾンに投稿したいと思うのですが、ネタばれでも無い、私情でも無い的確で短文なレビューというものがどうしても書けずに戸惑います。

まあさておき。
「楽園 下」@宮部みゆき



【あらすじ】(アマゾンより)
ライター・滋子の許に舞い込んだ奇妙な依頼。その真偽を探るべく16年前の殺人事件を追う滋子の眼前に、驚愕の真実が露になる!

【一言抜き出すなら】
母親の勘、か。
はったりだった―――か。

【感想】

「勘だったんです」

何か素晴らしいことをした時。
褒められるようなことをした時に、とっさにこう切り返すことが、この先生涯で、私にできるだろうか。
できないだろうな、と思った。
だから物語の終末で、敏子がこう言った時、すごいと思った。

この人は背伸びをしない。
身の程をわきまえている。
本当に欲しいもの以外を中途半端に欲しがったりしない。
自分がどう動けば丸く収まるか、しっかりと考えている。
間違っても、勘で動く人間ではない。

かっこいい。


そして余談だけれど。
複数人の思惑をものの見事に描ききっていて圧巻なのだけれど、
でもやっぱり等の話と茜の話が同等に扱われていて、「じゃあ結局何が一番書きたかったのか」ということがそうるには分かることができない。
だからなのかアマゾンのレビューを読んでしまったからなのか、なんだかすごく書きにくい。

そして宮部みゆきの小説って大概そうだから、私は模倣犯も、全く筋を思い出せないのではないだろうか。
(良いとか悪いの話では無いのだけれど)

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