最近のオススメ(記事へは左のリストからどうぞ)

ラベル 栗本薫 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 栗本薫 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010/07/26

「ネフェルティティの微笑」@栗本薫

「ネフェルティティの微笑」@栗本薫 (1986/3刊)
【あらすじ】(「BOOK」データベースより)
失恋の痛手から、ふらりと訪れたエジプトで出会った、謎の日本女性・小笠原那智。妖艶にして気高いその雰囲気は、古代エジプト史第一の美女として名高きネフェルティティその姿であった。愛され、崇められ、恐れられた“遠くから来た美しい人”ネフェルティティ。彼女の前に屈した時から、男たらは、己の野望に酔いしれ、そして死への道へと堕ちてゆくのだ―。灼けたエジプトの地平に描かれた、巧妙なトリックと華麗な愛の織りなす壮大なるミステリー・ロマンここに登場。


【一言抜き出すなら】
自由

【感想】
 栗本さん2作目。20年以上前の作品です。
 そうの個人的趣味としては、前回読んだ「天の陽炎」よりこっちの方がオススメ。ミステリ的なストーリーがしっかりしていて読みやすいし、起承転結があるので、うだうだと悩んでいる暇もなくどんどんとストーリーは進む。

なにより、謎の美女として描かれている那智が実際何を考えているのか、それは最後まで本人の口からは語られないし、あくまで周囲の人間の想定でしかないというところがかっこいい!!

謎めいていて美しくて、でもミステリアスで何考えているか分からない女性は、おいそれとストーリーの分かりやすさなんかのために誰かに自分の内面を語ったりしないのですよ!
心情表現がリアルで感情移入しちゃうのも感動しますが、こうやってちょっとばかり分かりやすい技巧を凝らされると、「ああ楽しく書いたんだなあ」と思って読んでいて楽しくなっちゃいます。

(85点。ライトノベルみたいな疾走感!)




__⇒同じ作家の別の本
・「天の陽炎」@栗本薫


応援お願いします!
人気ブログランキングへ

「天の陽炎」@栗本薫

「天の陽炎」@栗本薫 (2007/2刊)
【あらすじ】(「BOOK」データベースより)
華族たちがゴシップで世間を賑わせている大正時代。女学校を出たばかりの真珠子はその美貌を見初められ、綾瀬成祐子爵と結婚した。だが、夫は彼女を着せ替え人形のようにしか扱わない。そんな彼女の前に、大陸浪人の天童壮介が現れる。天童は綾瀬から金を騙し取り、大陸での成功を企んでいた。彼の思惑を知りつつも、真珠子は天童の語る大陸への思いに惹かれていく。そして姑の死をきっかけに、彼女の運命が大きく動きだす。


【一言抜き出すなら】
もう、止めましたの。なにもかも。

【感想】
 世界で一番長い小説、グイン・サーが。栗本さんの書いたこの小説に惚れ込んで新刊を毎回楽しみにしていたのですが、なにしろもうお亡くなりになってしまったことですし、天地がひっくり返ろうが奇跡が起ころうが、グインの続きが出版されることは金輪際ないわけで。

あまりに寂しくなってしまったので、グイン以外の栗本さんの著作をほとんど読んでいないことも思いだし、ちょっと図書館から借りてきました。

…栗本さんって、何書いても変わらないんだなと。まあ第一印象ですけど。
ぐぢぐぢ悩んで、悩むだけで前に進めなくて、いやだいやだと思いつつ、結局1歩も前に進めていなくて。
そんな、読んでいる此方側がイライラしてしまう登場人物の心理描写が巧みで、「お前もういいから考えずにいけよ!!」と何度も叫びたくなりました。

でもふと読み終わってみると、そうやってぐぢぐぢ悩んで結局なにもしないってことが自分にもあるから、自己嫌悪と相まってイライラしてしまったんだろうな、と思ったり。

只うろうろとその場で悩むだけの人の話って、本当につまらないんだな、と実感。
グイン・サーガも途中なんっかいもびっくりするほど長くうだうだと悩んでいたりもしていましたが、全体のストーリーが長すぎて、あまり比率として気にならなかったんだな、と気付きました。1巻だけの話でうだうだされるとはっきり言ってうざい(笑)
(60点。つまらん! 作品としての完成度云々ではなく。)



この本面白そうかなって思った方★
応援お願いします!

人気ブログランキングへ