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2012/06/29

「エ・アロール それがどうしたの」@渡辺淳一

「エ・アロール それがどうしたの」@渡辺淳一 (2006/4刊)
【あらすじ】(「BOOK」データベース より)
東京・銀座の瀟洒な施設「ヴィラ・エ・アロール」。「エ・アロール」とは、フランス語で「それがどうしたの」という意味。そこの経営者である来栖の「仕事や世間から解放された人々に、楽しく気ままに暮らしてもらおう」という方針から、施設には自由な雰囲気が溢れ、三角関係などの恋愛問題が絶えず起きるが…。「老い」の既成概念を打ち壊し、新たな生き方を示唆する衝撃作。


【一言抜き出すなら】
死ぬまでに一度、貴方に抱かれたい

【感想】
たとえば75才の、かわいらしいおしゃれなおばあちゃんがいて。
だんなさんは、10年くらい前に病気か何かで死んでしまっていて。
一人で、お友達とおしゃべりとか、趣味をしたりとか、孫と遊んだりしている日常の中で。
もう一回恋をしたらどうなってしまうのだろう。
既に、一人の男の人と人生の大半を歩いてしまった後、残り少ない時間で、人に恋してしまったら。

私なら、その思いをどうするだろう。
こんな年になってみっともないと、胸に隠すことが出来るだろうか。

残り少ない人生だからこそ。
どうなってでも隠すよりは良いと、ぶちまけてしまうのではないだろうか。
 

 
(75点.リアルに読むには、まだちょっと早かった。)


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2012/06/22

「麻酔」@渡辺淳一

「麻酔」@渡辺淳一 (1996/8刊)
【あらすじ】(「BOOK」データベース より)
子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家族の絆を描く感動の長編。


【一言抜き出すなら】
おまえがもう疲れたというのに、どうしても生きろ、というわけにもいかないだろう

【感想】
有名な作家だというのは分かっていましたが。 私にとって初の渡辺淳一でした。 最初から最後まで一言も喋らない、妻であり母であり、家族の要である人。そして、善良で腕もあってベテランの医者の、ちょっとした油断と過信から起きた医療事故。 誰も悪くない、でも誰もが悲しい。 いたたまれないお話で確かにとても面白く泣きそうになりましたが、あまりに誰も悪く無さ過ぎて、逆に綺麗に見えてしまいました。  

 
(78点.現実は、もっとどろどろとしてると思うんだ。)


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