バベルの薫り〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) バベルの薫り〈下〉 (ハヤカワ文庫JA) | 【あらすじ】(「BOOK」データベース より) 22世紀、スペース・コロニーと月面では、日本、アメリカ、ハノイ連邦とが覇権を競っていた。人工衛星都市ミマナの心霊科学研究所に勤務する稀代の霊能者・姉川孤悲は心霊コンピュータISMO 2の稼動に成功する。が、その時、日本列島の一点から異様な霊気が発せられるのを感知した。これを「国体」の危機とした日本政府は孤悲に全権を託し、少年・林譲次と共に疑惑の学園都市・井光へ派遣したのだが…近未来SF巨篇。 |
【一言抜き出すなら】
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【感想】
平日にちっとも読み進まなかったので、土日を利用してなんとか読み終わりました。
「疲れた…」というのが第一声。
SFというのは、どうしても読者はおいてきぼりになってしまうものなのかもしれませんが、このお話は、舞台設定中の技術や常識だけではなく、過去のものとして語られる現在(読んでいる私にとっての現在)や過去を語る時ですら、独りよがり的な解説と共にどんどんと私を置いていってしまうので、入り込むことができずにすぐに集中力が切れてしまいました。
そして、その置いてけぼり具合ばかりが目に付いてしまって、キャラの性格や魅力までなかなか思いやることができなかった…
結構な巨編なだけに残念です。
終わり方も、其処まで持って行く舞台の盛り上げ方も見事だと思っただけに、SFにこだわらなければ素敵な話が書けるのでは、といらぬお節介まで思ってみたり。
ともかく、上下一緒の感想です。(それだけ身が入っていないとも言う。。。)
(62点.孤悲、と書いて「こい」と読む主人公の名前は確かに魅力的。)
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