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2012/06/29

「エ・アロール それがどうしたの」@渡辺淳一

「エ・アロール それがどうしたの」@渡辺淳一 (2006/4刊)
【あらすじ】(「BOOK」データベース より)
東京・銀座の瀟洒な施設「ヴィラ・エ・アロール」。「エ・アロール」とは、フランス語で「それがどうしたの」という意味。そこの経営者である来栖の「仕事や世間から解放された人々に、楽しく気ままに暮らしてもらおう」という方針から、施設には自由な雰囲気が溢れ、三角関係などの恋愛問題が絶えず起きるが…。「老い」の既成概念を打ち壊し、新たな生き方を示唆する衝撃作。


【一言抜き出すなら】
死ぬまでに一度、貴方に抱かれたい

【感想】
たとえば75才の、かわいらしいおしゃれなおばあちゃんがいて。
だんなさんは、10年くらい前に病気か何かで死んでしまっていて。
一人で、お友達とおしゃべりとか、趣味をしたりとか、孫と遊んだりしている日常の中で。
もう一回恋をしたらどうなってしまうのだろう。
既に、一人の男の人と人生の大半を歩いてしまった後、残り少ない時間で、人に恋してしまったら。

私なら、その思いをどうするだろう。
こんな年になってみっともないと、胸に隠すことが出来るだろうか。

残り少ない人生だからこそ。
どうなってでも隠すよりは良いと、ぶちまけてしまうのではないだろうか。
 

 
(75点.リアルに読むには、まだちょっと早かった。)


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