【あらすじ】(「BOOK」データベース より) 珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる―。前人未踏のノンストップ人生劇場。 |
【一言抜き出すなら】
それが世変わりだ。でも朝薫には耐えられない。
【感想】
ストーリーはものすごくおもしろかったです。沖縄の激動の時代を、一人の少女の激動の人生に準えて分かりやすく追うことができます。
またこの少女(真鶴)がバカみたいに頭良く、アホみたいに美しく、ありえないほどに性格が良いのですが、運が悪かったり能力がありすぎたり許されない恋だったりしてなかなか幸せになれないので、そんなに僻むようなキャラでもなく、とてもはらはらどきどきと上下巻一気に読むことができました。
ただ、読みやすさ重視なのかものすごくかるいタッチの文体で書かれている所為で、どうにも緊迫感が伝わらなかったり、後宮や文化の荘厳さや華々しさが伝わってこなくて、もったいないと感じました。
ストーリーの波乱万丈さはすごいのですが、読み味がどうにもラノベみたいになってしまっていて残念です。
(75点.でも一気読み)
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