【あらすじ】(「BOOK」データベース より) リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける。 |
【一言抜き出すなら】
母は、あのとき、エリンと一緒に生きてくれることより、死を選んだのだろうか…?
【感想】
とってもとっても好きな話です。
もう一度ブログをはじめようと、本棚から一番好きな本を取ってきて読み返しました。
1巻です。
エリンのように、思慮深く、物事を観察し、仮定と考察と検証を重ねる生活ができるというのは、並外れた才能だと思います。
ついつい私はだらっと、昨日と同じ今日を過ごしてしまっています。
反省しなければ…と思うのですが、エリンのその性質は、「ある日突然生活が一変して大好きな母が死んでしまった」からこそ、 二度と同じ様な突然の不幸に見舞われないように、周りを観察し、常に自分がどうすべきか考える癖がついたようにも見えて、 エリンが熱心に何かを考えるたびに、悲しい気持ちになってしまいます。
(93点.母は、私に何も知らせないまま逝ってしまった。獣とは、所詮心の奥底から繋がることはできない。)
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